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流行に逆行、フジテレビ女子アナのフリー転身が減った理由

 近年の女子アナ界最大のトピックスは、フリー転身の急増だ。今年3月にもテレビ東京のエース・鷲見玲奈アナがフリーとなったばかり。

 しかし、意外にも女子アナ帝国とも呼ばれたフジテレビはその“流行”に逆行している。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が語る。

 「フジはカトパン(加藤綾子アナ)のフリー転身以降、あまり目立った動きがありません。TBSとテレビ朝日はエース級が軒並み退社して苦境に立たされていますが、対照的に充実した陣容といえます。

 背景にはフジの待遇の良さも影響しているでしょう。テレビ業界は平均的に好待遇ですが、中でもフジは手厚いとされています。テレ東の女子アナが同期入社のフジの年収を聞いて落ち込んだなんて話があったくらいです。昔ほどではないでしょうが、それでも若くして安定した高収入を得られる点は抑止力になっているはずです」

 一方でこの状況は、スター不在の裏返しでもある。

 「オリコンが発表している『好きな女子アナランキング』の最新版でトップ10にフジからランクインしたのは、三田友梨佳アナ1人です。1990~2000年代は、良くも悪くもキャラクター性が強いのがフジの女子アナの特徴でしたが、最近は目立った存在がいません。それは番組の変化が大きい。

 三田アナは『とんねるずのみなさんのおかげでした』でイジられていた姿がお茶の間の印象に残っていたから、報道畑で奮闘する今の彼女を応援するわけです。昔はそういった“イジり番組”がお家芸でしたが、コンプライアンスの影響もあってか他局に比べて極端に減ってしまった。記憶に残る女子アナが少ないのは、個性を伝える場が減ったことが影響している」

 今後カトパンに続くスターアナを育成していくためには、フジの番組作りが一番の肝になるのかもしれない。

 ※週刊ポスト2020年5月8・15日号

NEWSポストセブン

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