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【シネマパラダイス】ラブストーリーのようで…実はバイオレンス・ノワール 「初恋」

 意表を突くラブストーリー、のようなもの。実はバイオレンス・ノワール。

 余命短い病気を宣言されたボクサーのレオ(窪田正孝)。彼はある日、少女モニカ(小西桜子)を追いかける男をノックアウトし彼女の身を救う。男の正体は悪徳刑事、大伴(大森南朋)で彼はヤクザの加瀬(染谷将太)と組み、モニカを利用してヤクザの資金源のブツを横取りしようと画策していた。レオはモニカを連れて逃げるが、ヤクザ組織とチャイニーズマフィアの大抗争に巻き込まれて行く。三池崇史監督。28日公開、上映時間1時間55分。

 【ホンネ】善悪、愛憎入り乱れの一晩。どん底にいる男女の恋の始まりなのだが、ほぼ全編通しての過激バイオレンスシーンは期待通りの三池流。特筆は、復讐の鬼女役に徹したベッキーの狂気と暴力シーンの圧倒的迫力。(映画評論家・山形淳二)★★★

 ★5つで満点