記事詳細

【シネマパラダイス】演技派俳優エドワード・ノートンが脚本・監督・主演・製作“1人4役”の話題作「マザーレス・ブルックリン」

 ハリウッドの演技派俳優エドワード・ノートンが10年がかりで脚本を書き、20年ぶりに監督、主演・製作を兼ねた1人4役の話題作。彼が演じる主人公は、意図しないまま同じような動作や言葉を繰り返したり、突然同じような不随運動を繰り返す神経系障害〈トゥレット症候群〉という設定で、劇中で本人も何度か説明する。上映時間144分。10日公開。

 1957年のニューヨーク。障害を抱えながらも脅威の記憶力をもつ私立探偵ライオネル(ノートン)は、仕事上のボスで恩人のフランク(ブルース・ウィリス)が殺された真相を追っている。やがて彼はハーレムのクラブで魅力的な黒人女性ローラ(ググ・バサ=ロー)と出会う一方、悪徳再開発業者モーゼス(アレック・ボールドウィン)と対照的な弟(ウィレム・デフォー)にたどりつくのだが…。

 【ホンネ】豪華な脇役にそれぞれ見せ場があり、往年のフィルム・ノワールを思い出す。全編に流れるジャズがダークな映像とマッチし、おばちゃんは見終わって1杯やりたくなった。

(映画評論家・おかむら良)★★★★

 ★5つで満点

関連ニュース