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【業界ウォッチャーX 芸能ニュース舞台裏】NHK紅白、取材風景も様変わり ネットメディアが質問“横取り”、力量試される紙媒体

 終わってみれば平均視聴率(後半)は37・3%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)と散々だったNHK紅白歌合戦。歴代ワーストに陥った。

 リハーサルの現場取材風景は様変わりしているという。

 「年々感じるのは取材媒体の多さです。ボランティアライターが原稿を書くネットメディアさえ取材していましたからね」とはスポーツ紙音楽担当記者だ。「NHKにしてみれば、取材の申し込みがあり、そのメディアがきちんと機能していれば断れない。露出が多ければいい。芸能メディアの紅白取材は、すべて番組宣伝ですからね」

 最初から質問をする気がない記者があふれ、スポーツ紙や女性誌の記者らが繰り出す質問をそのまま記事にするという。それがヤフーのトップを飾り、ネットメディアに収入を届ける時代。

 「別にNHKが悪いわけじゃないですが、きちんとウオッチできる記者がいなくなったのは芸能マスコミも同じ。紙媒体が蓄積してきた複眼的思考で、どう興奮させられる記事にできるか。今年はそれが課題です」(前出・スポーツ紙音楽担当記者)

 複眼的思考で興奮させられる記事を、今年も目指します。(業界ウォッチャーX)

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