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【シネマパラダイス】『長くつ下のピッピ』作者の若き日々を描いた実話 「リンドグレーン」

 「長くつ下のピッピ」や「名探偵カッレ」シリーズを書いた女性児童文学作家で、母国スウェーデンでは紙幣にも印刷されているアストリッド・リンドグレーン(1907~2002)。彼女の16歳から10年弱の実話で、早熟すぎる作家の若き日々が浮かび上がってくる。上映時間123分、7日公開。

 1923年、中等学校を卒業した17歳のアストリッド(アルバ・アウグスト)は地元新聞の記者になった。編集長ブロムベルイ(ヘンリク・ラファエルセン)との不倫が始まり、19歳で妊娠すると、父親の名前を明かさずに出産できる隣国デンマークで男児を出産。息子を里親マリー(トリーネ・ディアホム)に預けてストックホルムに帰った彼女はブロムベルイを捨て、王立自動車クラブに就職すると息子を引き取り、若き上司リンドグレーンと親しくなる。

 【ホンネ】性に開放的な北欧でも彼女のはじけ方は特別で、厳格な両親は断絶を宣言。それでも意志をまげずに出産、息子のために物語を書くのはアッパレ! こんな10代が側にいたら男はヤバイ。(映画評論家・おかむら良)★★★☆

 ★5つで満点 ☆=星半分

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