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【ぴいぷる】“少女”と“大人”の狭間で…松本穂香「女優として、できるだけ変わりたくない」 映画『わたしは光をにぎっている』15日公開 (1/3ページ)

 試写を見終わった後、号泣した。

 「これまで自分の出演作は客観的に見ることができなかったのですが、この作品では素直に感情移入でき、気づいたら泣いていました。こんな経験は初めてでした」

 旬の若手実力派女優がこれほど深い思い入れを込めて語る新作映画のタイトルは「わたしは光をにぎっている」(中川龍太郎監督)。

 育ての親である祖母の入院をきっかけに、長野県から東京へ引っ越してくる20歳のヒロイン、澪を演じた。父の友人が営む銭湯に居候しながら、新たな出会いや別れを重ね、成長していく物語だ。

 劇中、長野で祖母が営む民宿は閉館し、舞台となった東京の銭湯は現実に先々月、閉店した。

 「これまであった風景が消えていく様子を美しい映像で伝えていく。やり切れなさや切なさを感じると同時に、それを受け入れる重要さを知り、未来を感じることができた。そんな前向きな温かさを感じたんです」と、涙が止まらなかった理由を教えてくれた。

 出演映画の今年の公開本数は今作で6本目。“超”が付く売れっ子女優に登り詰めたが、「そんな実感はありません。毎作、自分なりに頑張って演じてきただけ。その繰り返しが、この本数につながっただけですよ」と謙虚に答える。

 大阪府内の高校時代、演劇部に入り、演技の面白さに開眼。女優を目指し、映画などのオーディションがある度に、大阪から東京に通い続け、17歳で女優デビューを果たした努力家だ。

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