記事詳細

【男が惚れる 優作ファッションの秘密】いつも黒か白のスーツで、愛車はベスパ 「探偵物語」の工藤俊作は松田優作のセンスから生まれた (2/2ページ)

 ちなみに「探偵物語」には、薬師丸ひろ子と共演した映画「探偵物語」もある。こちら「探偵さん」こと辻山秀一はこざっぱりと短めに整えた髪形でサングラスもなし。DCブランド風のベーシュのスーツを着た実にコンサバな探偵。

 遺作となった「ブラックレイン」のオーディションで、優作を知らない向こうのスタッフは「アクションはできるか」と聞いたそうだ。公開後、「あの日本人のアクターは何者だ」とハリウッドを震撼させた優作。がんを隠してマイケル・ダグラスと渡り合った「加藤」の強烈な“白目演技”が優作の最後の役作りになったのは30年たった今でも残念でならない。=おわり (いであつし) 

 ■松田優作(まつだ・ゆうさく) 1949年9月21日生まれ、山口県出身。72年4月、文学座付属演技研究所12期生となる。73年、「太陽にほえろ!」のジーパン刑事で人気を集める。89年、「ブラックレイン」でハリウッド進出を果たすが、同年11月6日、膀胱がんの腰部転移で死去。40歳だった。「探偵物語」は79年9月~80年4月、日本テレビ系で放映。映画「探偵物語」は83年公開。

関連ニュース