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【テリー伊藤 狸の皮算用】キャリア官僚の志望者が減少… ブラック職場に「こんなシステム、ふざけるな」とバトルする強者に期待! (1/2ページ)

 私が学ぶ慶應の大学院の女性の同窓生が、この4月に某省庁のキャリア官僚になった。この子、学校にはなかなかこないし、たまにきても90分授業の最後の出席票を配る直前にそーっと入ってきて、出席票を手に入れる。

 で、席に座った瞬間、すぐに質問をしてアピール。質問だけじゃ終わらない。先生とバトルをする。こいつ、かわいい顔していて、とんでもない奴だなと思った。そのうち仲良くなって、ファイルの整理の仕方なんかは、ものすごくうまいことがわかった。

 官僚の試験に受かったとき、「すごいね」と言ったら、「国も変わり者を採るようになったんじゃないですか」と笑っていた。官僚になって5カ月たち、「どう?」って聞いたら、「みんな仕事に気合が入っていて、面白い」と言っていた。同期の連中からも「お前、ぶっ飛んでるな」と言われて、かわいがられているらしい。

 私は20年以上前、拙著「お笑い大蔵省極秘情報」「お笑い外務省機密情報」で、大蔵省(現財務省)、外務省のエリート官僚を直撃し、自分たちが一番偉くて、国民はバカだと思う本音を引き出した。これがエリート官僚の定番だと思っていた。

 しかし、この同窓生官僚を見て、国も頭でっかちを選ぶシステムをやめて、こういう破天荒な連中も実験的に採っているのかなと感じた。

 --キャリアと呼ばれる国家公務員志望の学生の数が減少しているという。今春の総合職試験の申込者は1万7000人。前年比1割減だ。ピーク時には4万5000人の応募があった。

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