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【外国人が見るニッポン】「愛してる」を言えない日本人 そのワケは… (1/2ページ)

 皆さん、ズドラーストヴィチェ!(ロシア語でこんにちは!)

 生まれはロシア、育ちは関西、舞台は東京!ロシア系関西人の小原ブラスです。

 日本人と付き合ったことのある外国人女性は「日本人男性は愛情表現をしてくれない」とよく言いますよね。「愛してる」と言ってくれない、人前でハグやキス等のイチャイチャに応じてくれない等、日本人同士で付き合う場合は、時と場所選びながら限られたタイミングでしかしないこのような行為を、なぜもっとしてくれないのかと嘆くのです。

 日本人は愛を言葉で伝えるのではなく、空気で伝えるのだと言う人も多くいますが、確かに欧米人と比べると目に見える愛情表現をする日本人は少ないと感じます。なぜ日本人は欧米人のように堂々と愛情を表現しないのでしょうか? なぜそのような文化の違いが生じるのかを少し考えてみたいと思います。

■「愛してる」よりも「ありがとう」

 以前、日本人が愛情表現してくれないと嘆く外国人に「なぜ頻繁に愛情表現をして欲しいの?」聞いたことがあります。彼女は「私を大事だと思っているのかどうか分からないと不安になるから」と答えてくれました。日本人の彼が今どんな気持ちで、何を考えているのかが分からなくなってしまうのだそうです。

 確かに日本人は我慢の美徳があるために、特に男性は「僕は今こんな気持ちだ」と自分の気持ちをハッキリと言わない傾向にあると感じます。今怒っているのか、悲しいのか、嬉しいのかという気持ちが分かりにくく、そしてそれが積み重なると「本当に愛されている?」と不安になるのも無理はないかもしれません。

 日本人同士がその点で上手くいくのは、相手の気持ちを読む習慣があるからではないでしょうか。日本人であれば「愛してる」と言わずとも「今日は天気がいいし少し歩こうか」という言葉で愛情を感じることができるのです。

 そもそも「愛してる」よりも些細な「ありがとう」の方が愛を感じられたり、「ありがとう」よりも「いつもすまないね」の方が感謝の気持ちがより深く感じられたりするのです。

 欧米人は日常的に「嬉しい」「楽しい」「愛してる」という自分の気持ちを相手に伝えようとしますが、日本人は「ありがとう」「ごめんなさい」という謝辞を相手に伝えることに重きを置いているのですね。日本人の謝辞には愛情表現が含まれてしまっているので、わざわざ気持ちを伝えることに慣れていないのですね。

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