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【ちあきなおみ 50年目の真実】ちあきなおみ復帰をはばむ“業界力学” また起きた!?夫婦の業界への不信感を深めた… (1/2ページ)

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 1980年公開の映画『象物語』のサントラ盤はちあきなおみ、シングル盤は黛ジュンという珍事の原因は「レコード会社の力学に押しつぶされた、ちあきの不運」と音楽関係者は見る。ちあきを日本コロムビアから引き抜き、大々的な復帰プロモーションを狙ったCBSソニーだが、ドル箱歌手を奪われたほうは面白くない。

 ちあきは郷えい治さんとの結婚をコロムビアに報告せず、それがもとで契約問題がこじれたと伝えられている。ソニーが休業状態となったちあきに目をつけ、移籍に成功させたが、当時の関係者は「最終的にはソニーも業界の秩序を重んじ、彼女のシングル盤を断念したようだ」という。

 そのころ郷さんは俳優を引退し、個人事務所を設立して彼女のマネジャーも兼務している。同時に広尾に喫茶店「COREDO」を開業、「ときどき美人の奥さんも手伝いに来るコーヒーのおいしい店」と人気があった。そんな折、夫婦が業界への不信感を深める事件がまた起きた。

 コロムビアは82年、ちあきが76年に出した『酒場川』のB面『矢切の渡し』をA面にして発売。この曲を人気絶頂だった梅沢富美男が舞踊演目に使ったため注目された。その後、細川たかしからカバーの要請があり、83年には同じコロムビアから2人の「競作」として売り出された。

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