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【外国人が見るニッポン】外からでは何とでも言える… 外国人からの批判に惑わされたらアカン! (1/3ページ)

 皆さん、ズドラーストヴィチェ!(ロシア語でこんにちは!)

 生まれはロシア、育ちは関西、舞台は東京!ロシア系関西人の小原ブラスです。

 先日、東南アジアの国、ブルネイで同性愛行為や不倫に対し、石打ちによる死刑などを科す厳しい法律が施行されたと様々なメディアが報じ、国際的に話題となりました。このニュースが報じられるや、欧米各国から批判の声が上がり、日本のメディアでもこの法律に対する批判の声を大きく取り上げていましたね。

 僕もセクシャルマイノリティの一員として、現地のLGBTの皆さんのことを思うと気の毒ですし、この多様性の時代におかしいやろ!という気持ちを強く持っています。

 ただ、今回の報道に関してはどのニュースをチェックしても、とにかく「世界各国からの批判が殺到している」といった内容ばかりで、正直物足りない報道ばかりです。このように国際社会から足並みを外した動きをする国があると、世界各国のニュースはこぞって「海外の反応」ばかりを報道する傾向にありますが、本当に大事なのはその国の人々の反応なのではないでしょうか。

 現地の国民の大半がその法律に賛成をしているのであれば、例えどれだけ外部からは極悪なものに見えても、それはある意味、現地のマイノリティの政治的な敗北でしかないのです。それを変えるためには時間はかかるかもしれませんが、その国の内部から現地の人々が自らの価値観を変えるために戦うほかありません。

 そんなこと簡単に出来る訳がないやろ!変わるまでの犠牲は無視か!と言われるかもしれませんが、平和的に文化を変えるのはそれだけ地道で大変なことなのです。

 よく僕の出身地であるロシアがこのように国際世論の批判の的になるのですが、海外からの批判は、ロシア国民の心に響くことは殆どないと感じます。

 例えば、日本でも数年前、和歌山県でのイルカ漁が残酷だと欧米各国から批判をされ、大きく報道をされていた時期があったと思いますが、その時に皆さんはどのように感じたでしょうか? 中にはイルカ漁をやめるべきだと考えた人も居たかもしれませんが、それは少数派でしょう。大半は「うるせー!そっちの価値観を勝手に押し付けてくるんじゃねーよ!」と思ったのではないでしょうか? それと同じなのです。

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