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【人気ドラマ ヒットメーカー列伝】強烈キャラクターがあっと驚く逆転劇 脚本家・古沢良太 (1/2ページ)

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 「金さえ払えば絶対裁判に勝つ。弁護料は最低でも5000万」と言い放つ毒舌弁護士、古美門研介(堺雅人)が、大手法律事務所に妨害されながら、あの手この手で勝ちを目指す「リーガル・ハイ」(フジテレビ)。クラスの美少女にあらぬ妄想を抱くなど、教師の本音を心の声で表現しながら、熱血とは一味違う形で生徒の問題に向き合う新しい目線の学園ドラマ「鈴木先生」(長谷川博己主演・テレビ東京)など力強い作品を手がける脚本家、古沢良太。

 「相棒」シリーズファンならば、主人公の杉下右京(水谷豊)が通う「花の里」の二代目女将、月本幸子(鈴木杏樹)が初登場したシーズン4「ついてない女」をご記憶かもしれない。亡き夫の復讐のため、人殺しをしようとしたところ、偶然、右京と相棒の亀山(寺脇康文)に出会った幸子。シリアスな立場なのにどこかとぼけたキャラが愛され、その後も「ついている女」「狙われた女」「つきすぎてる女」と何度も登場し、無事に「花の里」の女将に収まった。幸子シリーズの脚本は古沢である。

 古沢作品の特長は、強烈なキャラクター、とんでもない設定、あっと驚く逆転劇、スピード感ある展開だ。少年時代からマンガ家を志し、ストーリーやキャラクターを創作していたことが、その原点だろう。2002年、28歳でテレビ朝日新人シナリオ大賞を受賞しデビュー。たまたまテレビで古沢作品を見た中井貴一が久しぶりの舞台作品を「ぜひこの脚本家に」と自ら電話でオファーした逸話も持つ。

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