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【みうらじゅん いやら収集】地方の旅館で驚かされる「布団の重ね敷き」 “おっさんずラブ”疑惑の二人旅… (1/2ページ)

 昨今のドラマで“おっさんずラブ”ってのが流行っていると聞くが、実際のところはどうなのか? そこんとこ、今回は言及してみたいと思うわけなんだけど。

 『見仏記(けんぶつき)』という日本各地、時には仏教圏の外国まで足を伸ばし連載を20年以上も続けているのだが数度、いや最近では頻繁にその“おっさんずラブ”と勘違いされる。

 特に鄙びた地方の旅館だと、先方がわざわざ気を回してくれているのだろう布団の重ね敷きに驚かされる。その旅は毎回、作家のいとうせいこう氏と2人っきり。編集者を同行させない僕らのヤリ口がそもそも“おっさんずラブ”と取られても仕方ないのだが、ある時などは「お風呂沸いてます」と仲居さんに言われ、のこのこ2人で風呂場に行ってみるとそこは家族風呂。大浴場もあるのに先方はいらぬ気を回してくれる。

 「いや、流石にこれはプライベート過ぎんじゃないの?」と2人、顔を見合わすくらいの狭さ。それでも湯船にギュウギュウ入って今日観た仏像の話を楽しくしていると突然、ガラス戸が開いて「お湯加減どうです?」と、言ってくる。たぶん仲居さんたちの話題になっていたのだろうと思う。

 で、当然、部屋に戻ってみると布団の重ね敷き。十畳ほどある部屋なのに、これも気を回してくれたのだろう隅の方に布団が2つ並んでた。申し遅れたが僕は今でもロン毛。いとう氏はオカッパ頭みたいな時代もあった。

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