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【みうらじゅん いやら収集】アイドル!?その正体は… 「バギナーズ」のCD (1/2ページ)

 「ホント、ひどい名前のアイドル・グループもあったもんだ。バギナーズってさ…」

 そんなお誉めの言葉が頂きたくてもう、20年以上も前になるが、バギナーズを結成、ライブも行うことなく即、CDを出した。それが『ビバ!バギナーズ』(東芝EMI)だ。

 そもそもアイドルではない。ジャケ写にはナオミ(みうら)、マリエ(いとうせいこう)、キャンディーO(オー、安斎肇)と、国籍不明な女性名を各人で付けたが、何のことはないオッサンの女装グループであった。

 それでも僕、ナオミは大学時代から女装を始め、一度、通学途中の中央線の車内でチカンされたこともある筋金入り。30代の中盤、熟女、いや熟男最後の女装に出たわけだが、スタジオ録音が間近に迫ってきた時、とてもとても女性のように歌えない問題が発覚。歌詞もマリエが僕たちの書いたものを英訳、せっかく国籍不明の設定なんだから英語で歌うことが義務付けられたが、とてもとても無理。

 結果、ディレクターがナイトクラブで見つけてきた外国人女性三人。「バギナーズって、ちょっと…」と、断られそうになったがそこは粘り勝ち。CDではノリノリな歌声を聞かせてくれた。

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