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【ぴいぷる】十朱幸代、咲き続ける人生 初著書で過去の恋愛言及も「冷静に正直に」 (2/3ページ)

 「この世界(芸能界)は目まぐるしくて、スピードのある世界です。過去のものを引きずっていては先に進めないから、昔のことは振り返らず、忘れて行こう、捨てて行こうという意識でずっとやってきました。でも、忘れていたと思っていた事柄が突然に蘇ったり、寝ていても『ああそうだった』なんてふっと思い出したり」

 執筆は春から夏に進めた。

 「軽井沢に小さなマンションを持っているので、そこにこもって書いていました」

 少女モデルから突然の抜擢で始まった役者人生だが、演劇の勉強をしていなかったことへのプレッシャー。石原裕次郎さんとの交流は、“いきなり抜擢”という共通項でシンパシーがあったという。悩み多き時代、ベテラン女優からのアドバイスや久雄さんをはじめ、大きな家族愛に包まれていたことも腹蔵なく描いた。

 しかし、この出版で世間の耳目をひいたのは、やはり恋愛に関してだった。小坂一也さんとの出会いから別れまで。20代の初め、15歳からためた貯金をはたいて建てた両親や兄妹と暮らす自宅に小坂さんの部屋があったことに驚く。さらに結婚寸前までいったある男性との話も明かす。

 「恋愛に関しても時間がたっていますから、第三者的ではないけど、しっかりと冷静な意識で書けるということがありました。自分をカッコよく書いてしまうのではなく、せっかく自分を振り返るのだから、正直な視点で書いたつもりです。筆にためらいはありませんでした」

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