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メーンキャスト以外はすべて元囚人! 地獄の刑務所を描く実録映画 「暁に祈れ」8日公開 (1/2ページ)

 実録ものはフィクションより断然強い。何よりリアリティーがまさるからだ。「ロッキー」も真っ青、「ショーシャンクの空に」なんか目じゃない。数あるボクシング映画、刑務所ものを蹴散らす、そんなとてつもない実録を基にした映画が8日から公開される。

 2017年のカンヌ国際映画祭で話題騒然となった『暁に祈れ』(ジャン=ステファーヌ・ソヴェーヌ監督)がそれ。

 何しろ撮影場所は刑務所、メーンキャスト以外はすべて本物の元囚人。キックボクシングのシーンはド迫力。本気度100%。見ている自分が殺されるかと思うほどだ。「この世に地獄を、己の拳で生き延びろ!」というキャッチコピーは嘘じゃない。

 ビリー・ムーア(ジョー・コール)は犯罪に手を染めイギリスに住めなくなり、タイのバンコクに逃れてきたボクサーで、稼いだ金はすべてヘロインとヤーバー(安物のドラッグ)に消える毎日。だがある日、警察の手入れで逮捕され、刑務所へ。そこはまさに地獄だった。

 大きな部屋に体中にイレズミを入れた何十人もの凶悪犯が詰めこまれていた。新参者はレイプの洗礼が待っている弱肉強食の世界。その日も目の前で若者が集団で犯されるのをビリーは見たが、彼は抵抗してかろうじて助かる。若者は翌朝、首を吊った。別の日には首を斬られた男がいた。ビリーは危うく犯人に仕立て上げられそうになる。そこでは殺人など日常茶飯事なのだ。

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