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【ぴいぷる】“父超え”快挙も「意識してないですよ」 渡辺大、ひたむきにこだわる生き方 (1/3ページ)

 目の前に父の大きな背中がある。

 だが、それほどプレッシャーには感じていない。20日公開の映画「ウスケボーイズ」(柿崎ゆうじ監督)で、今年のマドリード国際映画祭とアムステルダム国際フィルムメーカー映画祭の最優秀主演男優賞に輝いた。国際派の父、渡辺謙(58)もなし得ていない快挙だけに、各メディアはこぞって「父超え」と報じたが、本人はいたって冷静だ。

 「父のことを意識はしてないですよ。しゃべり方なんかは似てるらしいですけど。それよりも、自分がこれから先、どれぐらいいい作品に出合えるかということのほうが気になりますね」

 作品は、ワイン用のぶどう栽培が困難だといわれる日本で、ワイン造りに没頭する若者たちが苦難に立ち向かう実話を映画化した。

 「最初は日本のワインがこんなにおいしいんだって知らなくて。最近は海外でも評価されているワインもあるのに、日本人が知らないのってちょっと残念ですよね。それを伝えていくだけでも意味があるのかな」

 ひたむきにワイン、そしてぶどうと向き合う醸造家の姿は、役者と重なるところが多いという。

 「禅問答じゃないけど、どちらも確実な答えはないんです。自分がこうだと思っていても、実際の評価とは違うことがある。ワインも最後は飲む人の感性による部分が大きい。そういうところって、役者と近いような感じがするんです」

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