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【フリーアナウンサー近藤淳子のまもなく本番です】「映像が浮かぶような」話し方をするには (1/2ページ)

 映像が浮かぶような話し方をしている方にお会いできると、とても得した気分になります。会話が盛り上がって楽しく、聴いている私の方も五感が研ぎ澄まされて、話し方の良い刺激になるからです。とはいえ「映像が浮かぶような」話し方というのは、簡単には真似できません。そこで、例えばこういう鍛え方はいかがでしょうか?

 まずは、聴いてくれている人への「メッセージ」が明確にあるということが大事だと思います。「メッセージ」=「伝えたいこと」がないと、ただの単語の羅列になってしまい、だらだらと時間が過ぎて、話しが長い人という印象だけを与えてしまいます。何を伝えたいのかはっきり決めたうえで、体験談(エピソード)や理論(裏付け)を両方いれると、一層理想的です。

 そして、何よりも、話しを聴くときにこそ、あえて映像を浮かべて聴くように意識をしていると、聴く力が鍛えられます。「傾聴力(けいちょうりょく)」という言葉をご存じでしょうか? 耳だけではなく、心を相手に傾けて話しを聴く力のことです。この傾聴力のレベルがあがると、話しをするときにとても役立ちます。

 例えば、「昨日、綺麗なお花が飾られていたよ」という会話の「花」という言葉ひとつとってみても、どんな色、形、香りなのか、花言葉は何なのか、どんな花器が合うか、その花のまわりはどんな環境なのか、豪華なのか質素なのかなど、一気に心の中で想像してみるのです。何気ない普段の会話から傾聴力を鍛えておくと、いざというときに、どういえば相手に伝わるのか考えるきっかけになります。どんな相手にでも普段から意識をしていくのが意外と大変ですが、そこは敢えて意識をし続けることが大切だと思います。

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