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【玉袋筋太郎 玉ちゃんの酔滸伝】ベテランママのお話で丸く収まる座談会 角を立てない人間関係の大切さ (2/2ページ)

 テレビやラジオや雑誌のように時間や文字数に限りがないので、たくさんのお話を聞くことができます。私もスナックをオープンしてまだ1年半の駆け出しものです。「我以外皆我師」精神で、先輩ママの経営理念や苦労話やアドバイスをいただくこの企画を先日早速実施しました。

 集まった3人のママとは全員初対面です。その緊張気味のママさんたちをほぐして、濃密な時間がスタートします。

 集まってくれたママさんたちの中に創業35年、ママ歴28年のベテランママさんがいました。東京・新橋「スナックしなの」の紀代子ママです。

 若い頃、築地の大店に嫁いだママは、姑(しゅうとめ)と小姑の厳しいしつけに大変苦労したそうです。40歳を手前に離婚し、3人の子供を育てるためにスナックを始めて現在に至ります。

 誰かのように弟子として人に預けるようなことをしないで、紀代子ママは立派に子供たちを育て上げ、子供たちは現在、ママのお店の近くにそれぞれ飲食店を開くほどになったのです。

 「ヨイショをせず、営業もしなくても来てくれたお客さまを大切にするのが大切なのよ」。紀代子ママのその理念はお客さまとの関係をイーブンにさせ、角を立てずにお店を丸く収めることができるのです。

 紀代子ママのお話に、参加した若いママたちも打ち解け、座談会は丸く収まったのでした。

 ■玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう) お笑い芸人。1967年6月22日生まれ。東京都新宿区出身。86年にビートたけしに弟子入り。TBSラジオ「たまむすび」(金曜)、TOKYO MX「バラいろダンディ」(火曜)にレギュラー出演中。2013年から一般社団法人全日本スナック連盟会長。著書に「スナックあるある この素晴らしき魑魅魍魎の世界」(講談社)、「スナックの歩き方」(イースト新書)など。

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