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【桂春蝶の蝶々発止。】大御所が倒れても…話芸の世界は不滅 落語、講談を人生にお役立てください! (1/2ページ)

 三遊亭円楽師匠が、初期の肺がんであることを発表されました。4日から11日まで入院し、退院翌日から仕事復帰する予定です。落語界ではお宝のような方なので、早く元気になって、何事もなく戻ってもらいたいと心から思っています。

 そうそう、今年のノーベル医学・生理学賞に、日本人の本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授が選ばれましたよね。本庶先生が発見したタンパク質「PD-1」によって、がんの免疫治療薬が開発されました。円楽師匠をはじめ、沢山の方の治療に役立てられることを祈っています。

 しかし、最近の落語界は、大御所を中心に病で倒れられたり、高座に上がれなくなったり、残念ながら鬼籍に入られる方もおられましてね。20年後、落語界はどうなっているのか? お客さまを呼べる演者をたくさん輩出できているだろうか? など、不安な要素はあるのです。

 でも、実はある理由で、私はちょい楽観しているんですよ。

 理由はズバリ、「落語ほどコスパのいい芸は存在しない」からです!

 まず、演者は1人でオッケーです。出囃子も、お金がない時はCDでもテープでもいい。舞台も金屏風があればうれしいですが、なければ黒幕でもいい。あとは高座を立てて、毛氈(もうせん=フェルト)に座布団、マイクさえあれば、主催者が「適当に2時間持たせてくれ」と言えば、何かしら良い噺を羅列して、オネオネしゃべってくれるんですから。

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