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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】大俳優の秘伝「“ただ単に”好きかどうかだ」 (1/2ページ)

 来年5月1日の皇位継承に合わせ、いよいよ新元号となり新しい時代が始まる。平成が始まったときは、私は二十歳になったばかり。30年後の未来など想像もできなかった。

 そんな時代の節目を象徴するかのように、昨今、昭和芸能を彩った多くの名優が逝去した。

 ほとんどの方と仕事をした経験もあり、そのときに受けた指導や、語っていただいた武勇伝の数々は何物にも代えられない宝物だと思っている。もう少し時代が進んだら、そういう話を伝えるときも来るだろう。

 逝去された名優の方々との思い出を振り返ると、まず思うのは、彼らは本当に共演者と、芝居を共にするという以上に、芝居がもたらす「縁」と交わるのが大好きだったということだ。

 正直なところ、今の時代、私たちはあまり共演者と仕事以上に深く関わることが多くはない。

 だが私が二十代の頃を思い出すと、仕事の後やロケ先で、先輩方たちと飯は当然、毎晩のように飲み歩いたものだ。そしてその時間の中で、互いの生き方や欲望を丸裸にし合ったものである。

 もちろん、そういうアプローチがどれだけ芝居に反映されたかはわからない。ロケ先で飲み歩いただけで、作品としてはイマイチだったことのほうが多かったかもしれない。

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