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【ぴいぷる】モデル・小説家、多彩な顔を見せる押切もえ 生きていく中で“楽しさ”につながっていくから「ありがとう」って伝えたい (1/3ページ)

 カメラを向けられると、にこやかだった表情が途端に引き締まる。さすがだ。モデル、画家、小説家、多彩な顔を見せる彼女に、新たな顔が加わった。

 2016年11月、プロ野球千葉ロッテの涌井秀章投手(32)と結婚し、今年3月には第一子となる男児を出産した。

 「この2年間で自分の人生が大きく変わりましたね。モノの考え方もすっかり変わりましたよ。だって、自分のための時間なんてないんですから。でも、楽しいというか、一生懸命ですよ」

 その変化は、作品にも表れているという。2年前、山本周五郎賞の候補にもなった小説『永遠とは違う一日』が文庫本化された。

 「見直したら、あのころの自分のささくれていた部分が出ているんですね。なので結構、書き直しました。文庫本のほうが、より今の自分に近いものがありますね」

 文芸誌『小説新潮』に1年にわたって掲載された6本の連作短編集だ。マネジャー、スタイリスト、こじらせ女子といった女性たちが、恋や仕事に奮闘し、一歩を踏み出す姿を描いている。

 「苦労しているけれど、それを表に出さない人って、周りにいませんか。そんな人たちの心の内側を書きたかったんです。話を考えていく中で、自分の一番嫌なシチュエーションは何だろうって考えましたね」

 中の一遍「ふきげんな女たちと桜色のバッグ」はモデルと女性マネジャーの姿を描く。互いに思いをぶつけあうことで、2人とも成長していく様子は、自身を投影しているのだろうか。

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