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【ぴいぷる】“唯一無二”の個性、生瀬勝久 「人と違う表現をすることが、僕の存在意義」 (1/3ページ)

 ■仕事は断らない

 個性的な役を演じ、見る人に印象を残すバイプレーヤーだ。

 「人に対する興味が強いので、街で変わった人を見かけると、『この人は、どういう考えの人なのだろう?』と分析します。いつかそういう人を演じる可能性もあるので、その人を自分の中にインプットしますね」

 役をえり好みせず、オファーがきた仕事は、予定が空いている限り、断らない主義だという。

 「断る理由がないんです。断ったら、『できない。それだけの技量がない』って言っているようなものなので。プロの役者なら、どんな役でもやらなきゃいけないんですよ。主役を張る人は、選ぶことも大切だとは思いますが、僕は“キャラクターアクター”ですから」

 3日公開のアニメ映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE~2人の英雄~」では世界的な科学者、デヴィット・シールド役で、声優にチャレンジしている。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の人気コミックの劇場版。総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持って生まれる世界で、“無個性”で生まれてしまった主人公、緑谷出久が一人前のヒーローを目指して成長していく物語だ。

 「僕が子供の頃は、ヒーローに憧れて、それになることが正解であり、成功だったのですが、この作品では、自分が無個性であることを自覚し、その上でどう社会に存在していくのかってことを伝えているんです。日本の教育は、さらに進んでいるんだと感じました」

 個性が求められる時代にそれがなくて悩んでいる人も多いが、彼自身は「自分の特徴を自覚し、適材適所でどこに身を置くと幸せなのかを知ることが大切」だと話す。

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