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【トレンドウオッチャー木村和久の世間亭事情】「生活保護」を描く斬新なドラマ! 『健康で文化的な最低限度の生活』(フジ) (1/2ページ)

 7月からの夏ドラマで俄然注目なのが、「健康で文化的な最低限度の生活」(フジ系火曜午後9時)という作品です。この長いタイトルは日本国憲法第25条第1項に書かれている「生存権」の条項です。ドラマでは、その生存権の具体的な行使として、生活保護を正面から取り扱っています。

 とある区役所の生活課に、ケースワーカーとして配属された義経えみる(吉岡里帆)は、110人の生活保護世帯を受け持つこととなり、右往左往する日々です。

 えみるが配属早々に抱える難題は、命の電話的なアプローチをしてくる、男性受給者の対応でした。前任者は「毎度のことだから」と、軽く聞き流せばと言います。責任感の強いえみるは、夜遅くまで、その受給者と電話で話し合いをするのでした。なんとかコミュニケーションが取れたと思ってた矢先、ある日、その受給者は、命を絶ってしまったのです。茫然自失、大号泣のえみる。彼女に責任はないものの、ケースワーカーの仕事の難しさを、痛感した次第です。

 2話目は母子家庭で、高校生の息子のアルバイトが、不正受給になってしまう深刻な話です。親に内緒でアルバイトをした場合、アルバイト代のほとんどを、返金しなければならない制度になっています。

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