記事詳細

【みうらじゅん いやら収集】上京から42年 「米屋の貼り紙」見ても“勃ち”止まらない僕は…立派な東京人   (1/2ページ)

 上京して何と、42年にもなる。

 結局、地元・京都に居たのは18年とちょっと。エセ東京人を続けていく内にすっかり関西弁も抜け、今では「~~ってさ」とか「~じゃん」(コレは聞くところによると横浜の言葉だとか)、イントネーションもそれほど不自然でなく使えるようになった。

 それでも上京して4、5年は、スッと切り替わらない関西弁に悩み、帰省した時など地元の友人たちに「何か言葉がヘンやな」「お前、関西の魂、忘れてしもたんと違うやろな!」と脅され、「そんなことあるわけないじゃん…いや、ないやろ」と、タジタジになったものだ。

 第一、僕はその関西の魂とやらをどこで入手したんだろ? それほど地元愛があったわけでもないのに何を怯えているのか?

 上京して10年ほど経った時、思った。その頃、バイリンなんて言葉が流行って僕はうまくすれば東京と関西弁を使い分けられるようになるんじゃないかと勘違いしてたんだ。

 ここは、もういっそのことエセからニセ東京人に成りすました方がいいのではないか?