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【ぴいぷる】ストイックに製作活動…映画監督・御法川修氏 崔洋一監督の家まで押しかけ“弟子入り志願” 父は居酒屋経営、真摯な姿勢に共通点 (1/3ページ)

 ドラマ「ダブル・ファンタジー」(WOWOW、16日~)の監督を務めた。原作は直木賞作家の村山由佳の同名小説。「女の性」を大胆に描き、映像化が困難とされた題材に挑んだ意欲作だ。

 「ドラマの中では、性の描写は逃げずに描くとともに、官能を突き詰めた先をぶつけました。上質な官能を届けることができれば刺激的だと思います」

 水川あさみ(34)演じる主人公が、さまざまな男性と次々に関係を持つ様子が衝撃的だが、主人公は決して特殊な人間ではないという。誰にも存在する埋めきれない寂しさがあるからだ。

 「秘めた欲望をドラマの中で疑似体験していただくことで、村山さんが提示した『圧倒的な孤独』をきちんと受け止めてくれるだろうと信じています」と話す。

 秋には映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」の公開を控え、多忙な日々を送るが、一時は生活費を稼ぐため、建設現場で日雇いの仕事をすることもあった。それだけに映画に凄まじい情熱を傾けている。

 飛び込むようにしてこの世界に入った。

 高校卒業を控えたある日、いきなり映画監督の自宅を訪れた。「月はどっちに出ている」や「血と骨」などの作品で知られる崔洋一監督だった。

 「崔監督がインタビューで、『常に自分より一枚も二枚も上手の表現者たちとくみして共同作業に向かうことが映画製作の醍醐(だいご)味なんだ』と発言されたことが心に残っていました。その言葉にすごく喚起され、助手になりたいと思ったんです」

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