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【昭和歌謡の職人たち 伝説のヒットメーカー烈伝】気さくな人、山口洋子さん 初対面で「これから食事だから一緒にどうぞ」と卵かけご飯を… (2/2ページ)

 打ち合わせでは、いつも雑談から「じゃ、どんな歌にしようか」と本題に入るのだが、低迷している女性歌手を担当していたとき、具体的なアイデアがないと打ち明けると、「アイデアがないなら、あなたが嫌いな女にしましょう」なんてこともあった。確かにいくらでも出てくる。

 1968年から作詞活動に入り「噂の女」「よこはま・たそがれ」がヒット。60~70年代に一時代を築いた。80年には小説「演歌の虫」で直木賞も受賞するというマルチな活躍をみせた。

 野球好きとあって、スポーツ新聞の特派記者をやったことも。女優からクラブ経営、経営者から作詞家、小説家、特派記者といずれも成功するという達人だった。

 ■山口洋子(やまぐち・ようこ) 1937年5月10日~2014年9月6日。享年77。1985年に直木賞を受賞。没後に第56回日本レコード大賞・功労賞を受賞。

 ■篠木雅博(しのき・まさひろ) 株式会社「パイプライン」顧問。50年生まれ。渡辺プロダクションを経て、東芝EMI(現ユニバーサル)で制作ディレクターとして布施明、アン・ルイスらを手がけた。徳間ではPerfumeらを担当した。2017年5月、徳間ジャパンコミュニケーションズ顧問を退任し、現職。

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