記事詳細

名作「東京物語」秘話… 香川京子「当時は憧れの原節子さんとの共演の方がうれしかった」 『小津4K巨匠が見つめた7つの家族』16日から新宿ピカデリー (1/2ページ)

 巨匠、小津安二郎(1903~63年)の残した7作を4Kデジタル修復版で一挙上映する「小津4K 巨匠が見つめた7つの家族」が16日から、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で始まる。名作「東京物語」(53年)に出演した女優、香川京子(86)が小津監督との秘話を明かした。

 「東京物語」は尾道から子供たちに会うために上京した老夫婦と子供らの姿から、家族の絆、老いと死といった問題を浮き彫りにする作品だ。原節子、笠智衆、杉村春子らが出演している。

 香川は老夫婦の末娘を演じる。「当時は現場で一番年下で、緊張しましたよ。今思うと、すばらしい作品に出演できてありがたいと思いますが、当時は憧れの原さんとご一緒できることのほうが、うれしかったんですよ。監督には申し訳ありませんが…」

 京子役については「自分の年齢にも近く、真面目な役で無理なく演じることができました。監督からも特に厳しく言われることはありませんでしたね」と明かす。

 まさに香川のために書かれたような役だが、小津監督との出会いは意外な形だった。

 「デビュー間もないころ、私の義理の叔父(映画プロデューサーの永島一朗氏)と銀座東興園という中華料理店に行ったんです。小津監督は常連で、そこでお会いしたんです。その時はごあいさつしただけでしたが、ご記憶に残っていたんでしょうね」

zakzakの最新情報を受け取ろう

関連ニュース