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【みうらじゅん いやら収集】通ってたら反抗期迎えてた? デザイン的にどないやねん!?「ピンサロポスター」 (1/2ページ)

 思い当たる反抗期というものがそれほどない。それは親がうまく僕を手懐けてきたのか、それとも僕があまりに呑気に青春時代を過ごしてきたのか、たぶんそのどちらもが原因である。

 後に母親(オカン)は「あんたがちょろちょろ私のサイフからお金を盗んでたんわ知ってたけど」と言い、咎めなかった理由を「反抗しないよう」と結論づけたことでもよく分かる。僕は呑気にずっとバレてないと思ってたんだから。

 中学からエスカレーター式で高校生になった時、今までとは違った“やんちゃ”なクラスメートがいて、「今度、ピンサロ行かへんけ?」と、しつこく誘ってきた。

 “ピンサロ”、すなわちピンク・サロンは1970年代半ば、エロの代名詞であり、童貞をこじらせていた僕らにとってそこに行けば全て、ホステス指導により難無く済ませてくれると噂に聞いていた楽園であった。

 でも、ハッキリ言って怖い。優等生にも不良にも成れなかったニュートラルな高校生にとってそこはあまりにハードルが高かった。

 するとその“やんちゃ”は、「心配あらへんって。友達のお母さんが勤めてはるし」と、わけの分からないことを言って僕をもっと怖がらせた。

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