記事詳細

【フリーアナウンサー近藤淳子のまもなく本番です】弟からの初めての真剣な相談って!? (1/2ページ)

 「会社の取締役会議で、執行役員の代わりに急遽出席しました。事前に準備されている文章を発表するのですが、声が震えてしまってどうにもなりませんでした。自分では緊張しているつもりは全くないのですが、声の震えは最後までおさまらず…次回は必ず挽回したいので、声が震えないコツとかありますか?」

 東京で働いている弟から、初めて真剣な相談のLINEが届きました。お姉ちゃんとしたら、弟からの相談はなんでも嬉しいですが、特にアナウンサーをしているからこそのアドバイスができるのなら一層、力も入ります。

 声が震えてしまったのは、これまで経験していない未知への緊張から、声帯に無駄に力が入ってしまったのではないかと予測されます。一般的に、人が緊張すると、瞬きが多くなる、早口になる、手が無駄に動くなどで、声が震える…も代表的な例です。

 アナウンサーの発声・発音には、3つの基本要素、(1)滑舌 (2)口角筋 (3)腹式呼吸が必要なことは、トレーニング方法とともに以前コラムでも紹介しました。ただ、毎日パブリックスピーチの本番がやってくるわけではない生活の中でトレーニングを積むことは、相当の覚悟がない限り難しいかもしれません。

 弟のようなケースで、他に自宅でできる解決策として

(1)失敗した文章を自宅でゆっくり何度も読んで練習する。

(2)家族や信頼できる友人に聴いてもらい、どこが伝わりにくいのか指摘してもらう。

(3)次回の会議では、可能であれば事前に文章を用意してもらい、(1)と(2)に取り組む。

 本番と同じように事前にリハーサルをしておくと、自分の間違いやすい言葉の欠点を知ることが出来ます。そして、身近な家族や友人だからこそ本音で意見してくれるはずです。

zakzakの最新情報を受け取ろう

関連ニュース