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【みうらじゅん いやら収集】「ムード出してやがるなぁ」 いろんな角度が見れるレプリカの接吻像 (1/2ページ)

 現在、横浜美術館で開催中の『ヌード』展。西洋美術200年にわたる裸体表現の歴史を絵画・彫刻・版画・写真で紹介するものであるが、取り分け目を引くのが初来日となるロダンの大理石彫刻、作品名は『接吻』。

 最近、とんと聞かなくなった“接吻”なる言葉。「Aがキスで、Bがペッティングで、Cはエッチ」なんて言われ出した頃には既に消滅してたように思う(ちなみにDは妊娠だったんじゃないか)。

 それは要するに接吻だけで止める男女が少なくなったというか、それだけでは辛抱出来ず単なる流れとしてだけの行為と考えられるようになったからではないか?

 昔、接吻だけで止めていたのには理由があって、人目を盗んでする場所が限られていたことが挙げられる。今と違ってシティホテルやラブホなどはなく、陽が落ちてからの河原や公園が接吻を妙に盛り上げていたのである。

 「この先(B以降)は結婚した時までお預けよ」、こんなことを彼女に言われちゃ男も堪らず「結婚を前提におつき合いを!」と、申し出ては早く一人前に成ろうとした。これは今の少子化問題など想像もつかない頃の話。

 でも、待てよ。このロダン作の接吻像。スッ裸じゃないか。二人が腰を下している所も白くてよく分らないが、どうやら岩場っぽい。素肌にゃかなり痛かろう。それでも夢中に口を吸い合ってるのだけど、これが野外となると覗き屋が出るどころか警察に通報されることも覚悟の上か? それに心配なのは果たして接吻だけで事が終わるのかということ。

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