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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】米朝会談はトランプ氏の“独断”で決まった 日本も直前まで知らず? (1/2ページ)

 いまや情報番組も政治や外交ネタを普通に扱うようになった。私自身も出演した番組で、解説する機会がよくある。

 「進行中の北朝鮮との交渉は非常に重大であり、もし妥結すれば、世界にとって大変良いことだ」

 先週末、ツイッターでこう発言したのはトランプ米大統領。

 3月8日に電撃発表された米朝首脳会議は世界に衝撃を与えた。ホワイトハウスを訪れていた韓国大統領府高官が、トランプ氏が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長からの要請を受け入れ、5月までに会談に応じる旨を明らかにした。それを受けての冒頭のトランプ発言だが、いまから「歴史的快挙。手柄は俺さまだ」と言わんばかりの得意げな様子。

 だが「おいおい、相手は金正恩だぞ」と言いたい。それにトランプ氏は正恩氏を「若造のロケットマン」と非難し、核開発とICBM発射を続ける北朝鮮に、「世界が見たことのない炎と怒りを受けることになる」と戦争をほのめかすような言動をしてきた。

 「トランプ氏の変わり身の早さには驚きを通り越して、ただただあきれるばかり。歴代米政権では大統領がやすやすと直接交渉に出ることはなく、事務方から相手国との交渉を積み上げて最終的にトップに出てもらうのが常識。トランプ氏は北朝鮮と対話しようとしていたティラーソン国務長官を『時間の無駄だ』と切り捨てていたぐらいで、強硬路線は変わらないと思われていたのですが、金正恩氏からのメッセージを受けると『よし会うぞ』と即答。いったい何を考えているのやら」(国際部デスク)

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