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【フリーアナウンサー近藤淳子のまもなく本番です】ドラマのロケは、まさにドラマチック!? (1/2ページ)

 ちょっと前の事ですが、ドラマの殺人現場から黒のパンツスーツに身を包み、約1分間の真剣リポートをさせていただくという撮影がありました。本来のアナウンサー業務であれば、ほぼカメラは1台で、その場のリアルな取材をしたうえで、より視聴者に伝わりやすいように言葉を紡ぎだしていきます。ドラマには筋書きがあるので、私の言葉のタイミングで数十人のエキストラ達の動きが緻密に演出されています。

 カメラも様々な角度から3台もありました。まず台詞を暗記しておくことは必須でしょうが、台詞の言葉を少しでも噛んだり、間のタイミングがリハーサルと本番で違ってしまったりすると、エキストラ全員にも、演じにくい環境を与えてしまうという未経験のプレッシャーでした。いつも以上に体力気力を消耗してしまったのか、たった1分の台詞なのに帰りはぐったりとしてしまいました。

 ただ、至れり尽くせりの豪華待遇! まず、メークもヘアーもたっぷり時間をかけて仕上げていただきます。リハーサル前には「アナウンサーの近藤淳子さん、入ります!」と大きな声を張り上げてスタッフ、出演者全員に紹介していただきます。カメラ映りで少しでも顔がてかってしまったら、メークさんがとんできて質のよさそうな刷毛でさっと化粧直しをしてくださったり、あたたかいコーヒーをカメラがまわる直前まで私のそばで持っていてくださるADさんや、私に吹いてくる風を傘でよけたり、台本まで持ってくださるもう一人のADさんも。

 いつもはアナウンサー1人でやってきたことを、3、4人のスタッフ達が私の本番が1回でうまくいくように、タイミングを計りながらプロフェッショナルに動いてくださっているのです。密かに感動してしまいました。私は、カメラがまわる直前まで監督と和やかに談笑する時間さえいただくことが出来たのです。もちろん内心は緊張感がピークに達しつつでしたが、ほんの一瞬だけ女優さん気分を体験できたような本番でもありました。

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