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【新橋のネクタイ巻き TV視てますか?】ユニークな性癖をもったキャラクターに「懐かしい!」『99.9刑事専門弁護士』

 開幕直前までイマイチの盛り上がりだった平昌五輪も終わった後のロス感はハンパじゃない。なんとか終盤の連ドラに頑張ってほしい。でもTBS日曜劇場『99・9 刑事専門弁護士』のシーズン2は例外。五輪が始まろうが終わろうが、順調に右肩上がりを続けている。

 成功の一番のポイントといえるのがほどよい“インターバル効果”。シーズン1は2016年4月期だったから1年と10カ月ぶり。今回の初回、主人公の松本潤が両耳に突っ込んだ人差し指をポンッと抜く姿を見て素直に「懐かしい!」と思えた。

 このドラマの大きな特徴として、それぞれのキャラクターがユニークな性癖をもっている。松本は耳いじりのほか、革製のリュックを背負い、飴やマイ調味料を持ち歩いたり、オヤジも真っ青のダジャレを言ったり。日曜劇場枠で怪優ぶりを発揮し続ける香川照之も、このドラマでは松本とダジャレ合戦でかわいくジャレ合う。岸部一徳は右小指で右眉をかき、出てきただけで懐かしいキャラの片桐仁は「明石、行きまーす」のギャグ…。懐かしいのは気持ちいい。

 たぶん“1年10カ月”という“物理的・心理的時間”は今後、人気ドラマのシリーズ化のモデルケースになるかも(もちろん作風にもよるが)。

 それと今回は、大胆な構成が光っている。シーズン1では最後まで描かなかった主人公の父親をめぐる事件。父親は23年前、殺人事件の容疑者として逮捕されたまま獄中死した。その無実を、なんと今回、第2話で早々と証明してみせた。

 さらに、シーズン1の榮倉奈々に替わって登場した木村文乃が裁判官を辞めて刑事専門弁護士となるに至る経緯を、これまた第6話で惜しげもなく描いた。その木村、“かわいいギャグセンス”は同局『神の舌を持つ男』で既に実証済みなのだ。(新橋のネクタイ巻き)

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