記事詳細

【玉袋筋太郎 玉ちゃんの酔滸伝】心の中で叫んだ「おかあさん!オレ、スナックの息子で本当によかったよ」 (1/2ページ)

 昨年、好評をいただいた舞台「スナック玉ちゃん」の再演が、5日まで東京・中目黒のキンケロシアターで上演中です。

 主演は女優の川上麻衣子さん。昨今の女優において、川上さんほどスナックのママさんを演じられる女優がいるでしょうか? 賢明なる夕刊フジ読者の皆様なら「そうだそうだ!」と賛同いただける自信をもったキャスティングです。

 正直いって舞台をセッティングするにあたって諸経費がかかり、川上さんへの出演料は本当に申し訳ないのですが微々たる額です。そんな状況にもかかわらず「スナック愛」を持った川上さんは出演を快諾してくれました。主催者側として本当に感謝の気持ちしかありません。

 舞台「スナック玉ちゃん」は、その川上さん演じるスナックのママと、幼い頃、いつも酔っていた母の姿を忌み嫌い、その後、稼業がスナックという後ろめたさを抱えながら成長した娘と母の親子の物語です。

 これは私の育ってきた環境と重なります。私は息子ですが、思春期の頃に両親がそれまでの稼業であった麻雀屋から、スナックに商売替えをしたのです。当時の私はスナックへの抵抗はありませんでしたが、両親が始めたのはストレートなスナックではなく、男性趣味の同好の士が集まるスナックだったのです。

 思春期の私にはインパクトが強すぎたため、両親が始めた商売を「唾棄すべき商売だ」と嫌い、親子に溝が生まれました。両親としてみれば息子を食わせていくために始めた商売なのに、本当にバカ息子だったのです。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう