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【外国人が見るニッポン】欧米の真似事はいい加減ヤメにしません? (1/3ページ)

 オーチン ホーラドナ!(ロシア語で とっても寒いですね。)

 みなさん風邪は引いていませんか? 僕は相変わらず日本の寒さに凍えています。ロシア系関西人のブラスと言います。

 日本に20年も生活する外国人として日本やロシア、その他海外の色々な違いについてコラムを連載しておりますが、今回は「ニッポン人にとっての幸せ」について少し小難しく掘り下げてみたいと思います。

 前回のコラム「永住外国人のあるあるなハナシ」の中で、外国人や外国の文化がこれほどまでに取り込まれ増えている中でも、日本の伝統がしっかり守られているのは素晴らしいことであり、珍らしいことでもあるという点について触れました。

 またそれは日本人の国民性とも言える“集団へ過剰適応してしまう性格”からくるもので、「外国文化は外国文化、外国人は外国人。私たち日本人は日本人なのだから日本人らしくあるべきだ」という分別が無意識にされているからこそ実現できていることなのではないかと述べました。

 つまり出る杭は打たれる文化のおかげで、今までのやり方や日本の伝統が守られやすいのではないかと言う訳です。

 最近は「出る杭は打たれる」などと書くと、さぞそれが悪いことかのうように受け止められることが多くなりました。僕も以前はそれが日本人の悪い部分だと考え、抵抗したものです。

 学生時代は理不尽な校則がいくつもありましたよね。髪の毛にワックス等の整髪料をつけてはいけない、髪型も短くないといけない…何度も先生と言い合いになりました。

 「ワックスもまともに使えないまま大人になったらどうしてくれるんですか? 自分が会社の社長なら髪型ぐらいちゃんとセットして出勤できる人を雇いたいんですけど! そのルールの意味はなんですか?」

 何度聞いてもだいたい「ルールはルールだから」のようなふんわり回答。

 今思うとそのような意味のない校則は、理不尽で自分が納得出来なくてもルールや決まりを守る勉強の一環だったのでしょう。

 子供の頃から出る杭となってしまわないための教育がされている訳です。海外ではあり得ないことですね。

 髪型や音楽の趣味も流行に合わせて皆同じようにしないとダサいと叩かれバカにされます。

 会社の面接でも皆同じような正解と言えるような答を言わねばなりませんし、正解と思われる服装をしなければなりません。

  いざその会社に就職してみると皆が残業をするので自分も帰らず他の人を手伝う必要がありますし、忙しそうな雰囲気を汲み取り有給を使わなければなりません。

 結婚式のお祝儀だって周りの人より少ないと陰口を叩かれますし、多いと相手に気を使わせたりお返しが面倒だと叩かれかねません。

 芸能人のスキャンダルには容赦はなく、なんだかんだ長く続いている人は当たり障りのない人。

 ありとあらゆることをできる限り周りと同じようにする! それが日本での生活で外国人の困惑する第1段階となります。

 僕も「 ワイジャパニーズピーポー! それぞれ好きなことを思うようにして生きていけばええやん! 面倒くさいなあ!」と思っていました。

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