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【酒井政利 時代のサカイ目】羽生結弦のフリーで“神ってる”流れ作り出した和楽器曲 東京五輪へ期待大の和楽器バンド (1/2ページ)

 平昌五輪男子フィギュアスケートで羽生結弦(23)が金、宇野昌磨(20)が銀を決めたことで、日本中が歓喜にわき、瞬間最高で46・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の視聴率を記録した。

 アスリートと音楽は切り離せない。特に試合前には、自分自身を鼓舞したり気持ちを落ち着けたりするために、必ず音楽を聴いているようだ。

 羽生は「前向きな歌詞が好きだから」とONE OK ROCKの『完全感覚Dreamer』と和田光司の『風』。同じく金メダリストの小平奈緒(31)はSuperflyの『Beautiful』。

 羽生がフリーで使ったのは龍笛の美しい音色が印象的な『SEIMEI』。安倍晴明を描いた夢枕獏原作の映画『陰陽師』(2001年公開)に使われた梅林茂氏の曲が元だ。サウンドトラックから7曲をつなぎ合わせて編曲された。

 「聞いたような音楽が聞こえてきたら自分の音楽だった」と梅林氏。

 『SEIMEI』とは“晴明”と“生命”をかけて、「外国人にも親しみやすいように」とローマ字表記で羽生自身が名付けた。

 まさに“神ってる”流れを生む音楽センスが彼にはある。

 宇野もプッチーニ作曲のオペラ『トゥーランドット』の第3幕からのアリアを使用したように、洋楽の使用が多いフリー演技の中で、羽生が歌詞のない和の音楽にのって頂点を極めたことで、和楽器や和楽器曲にもスポットが当たっている。

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