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【伝説の歌姫 ちあきなおみの言葉】芸能記者が「顔」をテーマにしたインタビューで驚愕 「赤ん坊を食べてきたような唇でしょ?」 (1/2ページ)

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 スターの口からふと漏れた、いつまでも忘れられない「あの一言」。元スポーツ紙の芸能記者として、多くのスターを取材してきたフリーライター、中野信行氏が、そんな「一言」で、当時のスターの人となりを振り返る。今回登場するのは、惜しまれながら表舞台を退いて26年がたつ伝説の歌姫、ちあきなおみだ。

 かつて「スターの顔」をテーマに人気タレントから目、鼻、唇、耳といった顔の「パーツ」についてインタビューする企画があり、私はちあきに「自分の唇をどう思いますか」と聞くことになった。

 彼女はちょっと首をかしげてから「たった今、赤ん坊を食べてきたような唇でしょ? ウフッ」と笑った。驚いた。

 芸事が好きだった母親の影響を受けた三姉妹の末っ子は、4歳からタップダンスを習い、5歳のときに日劇で初舞台を踏んでいる。

 10代から一家の大黒柱となり、橋幸夫やこまどり姉妹の前座歌手として全国をめぐる。呼ばれると米軍キャンプでジャズを歌い、キャバレーでは修業中の歌謡曲を披露して生計を立てた。

 プロ歌手としてデビューしたのは「雨に濡れた慕情」(1969年)で、すでに21歳と遅咲きである。妖艶(ようえん)でミステリアスなイメージ作りは「芸名」からもうかがえた。ちあきなおみにレコード会社がつけたキャッチフレーズは「苗字(みょうじ)がなく名前が二つ」「魅惑のハスキーボイン」。

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