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【高須基仁 人たらしの極意】有賀さつきさんと“天然の美” 円熟味増していたが「整形をしていない」と直感

 アイドル女子アナの草分け的存在だった有賀さつきさんが思いがけない若さで急死した。52歳だった。

 実は約10年前、有賀さんと私は、ある民放BS局の情報番組でコンビを組み、司会をする予定だった。都内の放送局に出向くと、快活なイメージとは反対に、やわらかい物腰で、「はじめまして」「よろしくお願いします」とそれは丁寧な印象だった。

 幼少期をニューヨークで過ごし、当時のミスコンでは常連だったお嬢様学校のフェリス女学院大出身。文化放送の「ミスDJリクエストパレード」では、向井亜紀や飯島真理、松本伊代がパーソナリティーを務めていた頃、花の女子大生として早くも、インフォメーション係を務めている。

 フジテレビの局アナ時代は、「楽しくなければテレビじゃない」のキャッチフレーズを体現する華やかな顔立ちだった。

 私がお会いした頃は、円熟味を増していたが、「高須さんは、熟女クイーンコンテストをやられているんですね」と、当時、熟女を礼賛して私が立ち上げたばかりのミスコンにも興味を示していた。

 四十路になったばかりの有賀さんは、花の女子アナ当時の面影を残したくっきりとした顔立ちのまま。「この女性は、整形をしていないな。天然の美だな」と私は直感したが、2人の番組は事情があって立ち消えとなってしまった。

 最近のテレビでは、60代に入っても堂々と整形をしてコメンテーターを続けている民放出身の有名女性アナや、70代になった相撲界の元“女将さん”が顔立ちを整えて口角をきゅっと上げている。美の基準は人それぞれだ。エールを送りたい。

 有賀さんは、がん告知が当たり前になった現代で、病名を頑なに明かさないまま闘病し、死はしばらく伏せられていた。天然美の元祖アイドルアナのイメージのまま旅立ってしまった。(出版プロデューサー)

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