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【板垣眞理子 LA発 芸能Watch】大物プロデューサーのセクハラ、世界中へ波紋 思いやりない日本の女性パネリスト発言にあぜん (1/2ページ)

 「むしろ喜んでその権力に取り入って、売れるためだったら何でもするわという人がいるかもしれない」

 日本のある番組で女性パネリストのこんな発言を聞いて、問題意識の低さと被害者への思いやりのなさに、あぜんとした。米国なら大ひんしゅくモノだ。

 テーマはもちろん、NYタイムズが暴露したハリウッドの超大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏の三十余年に渡るセクハラ疑惑。

 業界を震撼(しんかん)させ、スター女優からニュースキャスター、脚本家や学生まで、英仏伊の女優も含めて50人を超える女性が被害を告白。6人が強姦や性的暴行で同氏を告訴し、NY、LA、ロンドンの3都市の警察が捜査を進めているという。

 狙った女性を、仕事をエサに自宅やホテルの一室に呼びつけ、バスローブ姿で迫るのが手口。怒らせたくないと恐怖に凍りつく獲物に、身長183センチのコワモテ巨漢が迫る。

 被害者の一人、オスカー女優グウィネス・パルトローは22歳の時、映画「エマ」の主役に決まり、部屋に呼ばれた。なんとか逃げたが、役を失ったと覚悟。しかし父がプロデューサー、母が女優の家系のおかげもあり仕事は無事だった。しかしロザンナ・アークエットのように、拒んだためかその後、運に見放された女優もいる。

 今ハリウッドでは、公然の秘密を「見て見ぬふり」をしてきた現実に自省の声が噴出中だ。大御所ジェーン・フォンダは「男性優位の映画界。性的嫌がらせを受けても女性は自分に非が、と責めてしまう」と告発しなかったことを悔やむ。

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