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演歌の女王・八代亜紀、ジャズを再び歌う プロデュースは元ピチカート・ファイヴの小西康陽

 演歌の女王、八代亜紀がジャズ・アルバム第2弾『夜のつづき』(ユニバーサル・ジャズ)を11日にリリースすることになった。スタンダードナンバーにとどまらず、昭和の歌謡曲をカバー。5年前の第1弾『夜のアルバム』の流れをくんで粋なアレンジの作品集になっている。

 プロデュースは、前作に続き元ピチカート・ファイヴの小西康陽。よくあるスタンダードのカバー集とは異なる独特の選曲で八代の魅力を引き出している。

 “ニューヨークのため息”といわれたハスキーボイスのヘレン・メリルの代表作『You ’d Be So Nice To Come Home To』を『帰ってくれたら嬉しいわ』と日本語でカバーしている。

 英語では「ユッビー・ソー・ナイス~」と始まるところを「指(ゆび)を~」ともじるというしゃれっ気も。同じくハスキーボイスが魅力の八代ならではの選曲だ。

 このほか、洋楽ではレイ・チャールズの「旅立てジャック」やローズマリー・クルーニーが歌った「カモナ・マイ・ハウス」など、ノリのいい曲を独特のグルーブで聴かせる。

 日本の曲では、第1回の日本レコード大賞受賞曲で永六輔・中村八大コンビ作の「黒い花びら」(1959年)を収録。水原弘が歌ったバラードを情感たっぷりにジャジーに歌い上げた。

 鼻にかかった独特の歌唱でヒットした日吉ミミの「男と女の話」は、軽快なワルツのリズムで斬新に。アンダーグラウンドの美意識を持つ歌手、浅川マキの「夜が明けたら」で締めるあたりは「通好み」ともいえる。

 11月13日には、ブルーノート東京でアルバム発売記念ライブが予定されている。(森村潘)

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