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【新橋のネクタイ巻き TV視てますか?】山口智子、深田恭子ら最高の4人とゲストが演技合戦 骨太な探偵ドラマ「ハロー張りネズミ」

 今季屈指の出来と自信をもって言えるのが、TBSの金曜ドラマ『ハロー張りネズミ』。中身の良さもさることながら、音楽がカッコイイ。

 インスト・ジャズバンドのSOIL&“PIMP”SESSIONS(ソイル・アンド・ピンプ・セッションズ)が担当するいい感じの音が流れる。しかも、エンドロールにかぶさる主題歌「ユメマカセ」が抜群。ボーカルに、大ヒットアニメ『君の名は。』でサントラを手がけたロックバンド、RADWIMPS(ラッドウィンプス)のYojiro Noda(野田洋次郎)がフィーチャーされている。

 毎週、最後にこの歌でドラマの余韻にひたるのが楽しみとなっている。ドラマのテイストにこれほど合っている主題歌は珍しい。月9『コード・ブルー』で今度もミスチルが歌っている「HANABI」と双璧!

 ドラマ自体は、団塊世代の漫画家の弘兼憲史氏が30年以上も前に描いた同名の探偵漫画が原作。舞台も東京都板橋区下赤塚という、いかにもな風情。なので一歩間違えば時代遅れともなりかねなかったが、そこは才人・大根仁監督。音楽一発で“2017年”という時代に引き寄せている。

 商店街の雑居ビル2階「あかつか探偵事務所」に所属する瑛太と森田剛の探偵2人。“バブルが弾けなかった”女所長・山口智子。事務所を手伝う謎の美女・深田恭子。この4人(最高のカルテット!)に毎回、達者なゲストが加わり、演技合戦を繰り広げてくれる。

 深夜ではないのでフツーの人情ドラマの域にあえて留まりながら(つまり探偵=ハードボイルド風には逃げずに)、頑丈な骨組みの探偵ものを構築している。

 お得意の大根ギャグ(?)に磨きがかかっていることは言うまでもないが、第4、5話では夏の夜らしく超常ものに挑戦。蒼井優の女霊媒師の熱演もあって見事な出来となっていた。 (新橋のネクタイ巻き)

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