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【フリーアナウンサー近藤淳子のまもなく本番です】聞き上手になるには… フリーアナになって意識し始めた会話の糸口 (1/2ページ)

 局アナウンサーの頃は、放送局、制作会社員など、知っている同僚や先輩方と仕事をすることが多かったです。現場へ行けば、先輩ディレクターからいつも気さくに「こんちゃん(当時のニックネーム)、おはよう!」などと挨拶から始まり、信頼と安心感につつまれ、マイクを握っていました。今振り返ると、右も左も分からない新人アナウンサーを本当にあたたかく育てていただいたと、古巣に大きなありがたみを感じます。

 ところが、フリーアナウンサーになると環境は一転。レギュラー番組以外では、その仕事が終わればそれぞれ再会することもない、その日限りのスタッフとの仕事も結構あります。初対面の方々と現場を一緒にします。局アナウンサーの頃とは真逆の緊張感です。一本一本の本番次第で次への可能性も広がるかもしれないので、正直、気が抜けないです。かといってガチガチになっていても楽しくないので、これまで意識してこなかった会話の糸口を少しずつ変えていきました。

 初対面で自分から先に挨拶をしたり、先に会話をつづけていくということは以前のコラムでも書きました。その際、たとえば【相手が前向きになるような感想】を心がけています。

 某ラジオ番組のプロデューサーから、「メールやファクスを紹介するときに、相手が前向きになるような感想を心がけると、リスナーと会話できますよ」とアドバイスいただいたことがあります。実際に会ったことがないリスナーになんと話しかけていいのか悩んでいたとき、私にとっては救いの一言になりました。その心がけをラジオの本番中だけではなく、初対面の会話の際にも意識するようにしてみました。

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