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“侍もの”新作「たたら侍」米でヒットなるか ロケ地観光資源化にも注目 (2/2ページ)

 もうひとつ興味深いのは、ロケ地を観光資源として活用しようという試みだ。島根県や出雲市など8自治体がロケ地のマップを作製し、観光客を呼び込もうとしている。青柳らがやってきたロサンゼルスは今年、映画ロケ地の観光資源化に成功した。

 米アカデミー賞で6部門を受賞したミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」のロケ地には全米各地にとどまらず、ヨーロッパや日本などからも多くの観光客が訪れている。ロサンゼルスのツアー会社には、ラ・ラ・ランドのロケ地めぐりのツアーの問い合わせが急増し、ロサンゼルス市は4月25日を「ラ・ラ・ランドの日」にも制定した。

 映画の影響で観光が潤ったケースは少なくない。ダスティン・ホフマン(79)主演の「レインマン」(1988年)のロケ地となった米ラスベガスの高級ホテルへの予約が殺到したのもその一例だ。

 映画の観客が、いにしえの神社や日本の田舎の大自然に興味を抱いてくれるかどうか。静かに動向を見守っていきたい。 (産経新聞ロサンゼルス支局長・中村将)

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