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【バフェットの次を行く投資術】食糧危機と商社 魚の陸上養殖に出資した「三井物産」 (1/2ページ)

 バフェットによる日本の5大総合商社への投資は話題を呼んだが、あくまで商社という「業態」への投資、さらには総合商社の背景にある「日本経済」への投資である。

 私も、多岐にわたる総合商社のビジネスを考えると、どこかが特段優れているということを明言するのは難しいと思う。しかし、これからやってくると考えられる食糧危機にスポットライトを当てれば、丸紅(8002)が注目されるだろう。

 また、三井物産(8031)は、水産物の閉鎖循環式陸上養殖システムを開発したベンチャー企業のFRDジャパンに出資した。農業は「育てる」のが当たり前であるが、漁業では今でも船に乗って魚を「ハンティング」するのが一般的である。しかし、世界の水産資源が枯渇しつつあるのは明らかであり、これからは養殖=「育てる漁業」が発展するはずだ。

 FRDの陸上養殖システムは、バクテリアを利用した高度濾過(ろか)技術を使い、人工海水を閉鎖循環させる。そして水質を維持する点が特徴だ。これにより、大幅な管理コストの削減が行える。沿岸部だけではなく、陸上のどこでも養殖できるようになれば、養殖が急拡大するかもしれない。

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