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アップルカー“相乗り”の難しさ 現代自など協業停止、日産も交渉不調? 三上洋氏「下請けリスク承知で協業…メリット少ない」 (1/2ページ)

 米アップルが開発を目指す自動運転の電気自動車(EV)をめぐり、協業先メーカーに注目が集まっている。韓国の現代(ヒュンダイ)自動車と傘下の起亜自動車は、協議の停止を発表。日産自動車との交渉も不調に終わったと報じられた。アップルとの提携には期待と不安の両面があるようだ。

 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は14日、アップルが進めている自動運転のEV計画を巡り、日産に生産委託で提携を打診したが交渉は不調に終わったと報じた。日産側はアップルの受託生産メーカーの位置付けになるのを嫌がったもようだとしている。

 また、現代自などとの協議停止の背景には、秘密保持を重視するアップルの意向があると米韓メディアは報じた。現代自側にもアップルの下請けになる形の協業に反発する声が挙がったという。

 交渉の難しさについて、ITジャーナリスト三上洋氏はこう語る。

 「アップルはこれまでの製品でカメラや液晶、OS(基本ソフト)など端末周りや販売網、世界観までコントロールしている。協業する自動車メーカーはアップルが持つ広範囲な市場で製品を展開できるが、車体のエンブレムはアップルのマークで、特許や技術の権利もアップルに帰属することになるのではないか」

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