記事詳細

【新・兜町INSIDE】恒例の日経アナリストランキング 熱心な「選挙運動」展開中

 金融専門誌「日経ヴェリタス」主催のアナリストランキングの結果が例年3月に発表される。今年も証券会社のリサーチ部門が熱心な「選挙運動」を展開している。

 ヴェリタス誌のランキングは証券会社とアナリスト個人の2つの枠で競われる。いずれも株価や業績予想の精度を問うものではなく、人気投票の色合いが濃い。ただ、日々のリポート類の内容に加え着眼点、発行頻度なども投票の判断材料になるので、ランキングが高いほど証券会社が顧客とする機関投資家の満足度も高いことになる。ランキング上位となればリサーチ部門の社内的な立場が強くなり、アナリスト個人にとって年俸交渉や転職の武器にもなる。

 某大手証券は顧客向けメールに「当社への投票よろしくお願いします」との文言とともに投票を呼び掛けるリンクを張り、その先にはアナリストのプロフィルを並べている。懇意の運用担当者などに電話やメールで個別に投票を依頼するアナリストもいるが、3月の結果発表後はリポート類の発行ペースが鈍るという。「選挙疲れ」だろうか。

 【2021年1月18日発行紙面から】

関連ニュース