記事詳細

【定年後・自走人生のススメ】期間限定地方勤務でシニア活躍 ゆとりある環境で仕事に集中でき、人材不足に悩む地域の担い手にもなれる (2/2ページ)

 これが、松田さんが2017年から提唱している「逆参勤交代」であり、働き方改革と地方創生を同時に実現する構想なのだ。松田さんは、三菱総合研究所の主席研究員として、この問題に取り組まれており、中央官庁や地方自治体、企業の委員やアドバイザーを数多く務められている、この分野の第一人者だ。

 松田さんは「逆参勤交代とは、大都市圏社員の地方での期間限定型リモートワークなんです」と説く。そして、今回のシンポジウムでは、「逆参勤交代は、シニア活躍との相性もよく、DF会員がその担い手になりうる」とも語ってくれた。

 シニア活躍の舞台としての「逆参勤交代」。定年後研究所では、昨年、中高年社員のリカレントプログラムとして「京都リカレントステイ」を実験実施したが、中高年社員活性化のためにという目的は同じだ。定年後の「自走人生」実現のために、そして在職中の中高年社員の活躍の場としても大いに期待したい。

 「逆参勤交代に対する企業経営陣の関心は大きい。企業としては、セカンドキャリア形成の研修として利用したいという思いもあるようです」と教えてくれた松田さんの言葉に勇気をいただいた。

 ■日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指す中高年会社員を応援。中高年会社員向け学習システム『キャリア羅針盤』を開発中。

 ポータルサイト「定年3・0」(https://www.teinengo-lab.or.jp)

 ■得丸英司(とくまる・えいじ) 「一般社団法人定年後研究所」所長。(株)星和ビジネスリンク取締役専務執行役員。1957年生まれ。日本生命保険で25年にわたり、法人・個人分野のFPコンサルティング部門に従事。日本FP協会常務理事、慶應義塾大学大学院講師などを歴任。日本FP協会特別顧問。

関連ニュース