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【コロナが変えた会社のカタチ】パソナグループ(下) 環境で変わる仕事の意欲 「淡路島の地域活性化の一助になれば」 (1/2ページ)

 「淡路島の自宅から朝日が、オフィスからは夕日が眺められるんですよ」

 こう語るのは本社移転プロジェクト本部長で副社長執行役員の渡辺尚氏。都会のサラリーマンには、何とも羨ましい限りだ。

 就業開始は、東京・大手町本社は9時。淡路島オフィスは、島内の同社各施設の就業終了時間の関係で9時半から。朝礼では毎回、パソナグループの綱領「我々は『社会の問題点を解決する』を企業理念に、ソーシャルアクティビストとして社会貢献、文化創造、社会福祉の3つの事業を使命とする」を確認し合い、役員や管理職が交代でスピーチする。この朝礼には毎回参加する。

 渡辺氏の淡路島での1日を紹介したい。

 朝礼後、午前中は、クライアント企業の人事担当役員らとのアポイントをはじめ、社内の役員や管理職との会議、打ち合わせが分刻みに続く。オンラインでのミーティングもあれば、リアルな会議もある。「コロナをきっかけに今後は、2つを組み合わせたハイブリッドでの対応が定着していくでしょう」

 ランチタイムは社員との貴重なコミュニケーションの場だ。同社は地方創生を目的に、淡路島内外から多くの人に訪れてほしいと、島内随所にレストランやカフェを展開。オフィスから歩いて5分でさまざまな食事を楽しめる環境にある。社員に声をかけて、日々のざっくばらんな会話を楽しむ。

 午後も、社内外との打ち合わせがひっきりなしだ。9月に、「本社機能を淡路島の拠点に分散」というニュースが報道されて以来、各企業からのオフィスの見学依頼もグンと増え、渡辺氏を中心に対応。あっという間に時間が流れていく。

 仕事を終えるのは午後7時近く。現在、東京に家族を残し単身赴任しているため、「夕食も社員と一緒に出かけます。淡路島に来て、社内の輪を大切にするようになりました」。

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