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【経済快説】「藤井二冠」的天才を組織はどう遇する? 日本の社会全体として積極的に使うべき「飛び級」 (1/2ページ)

 将棋のプロ棋士、藤井聡太氏が棋聖に続いて王位のタイトルを奪取して、タイトル2冠(現在プロ将棋には8つのタイトルがある)となるとともに段位が八段になった。いずれも史上最年少記録だ。

 王位戦七番勝負では昨年初タイトルの獲得としては史上最年長だった木村一基九段を相手のストレート勝ちであった。年齢の点で夕刊フジの読者の中には、「中年の星」的存在である木村九段の頑張りを期待した向きが少なくなかったかもしれないが、藤井二冠は強かった。

 藤井二冠の強さについては、最初のタイトル戦の相手だった渡辺明三冠がいくつかのインタビューで、読みの速さと深さが現在のトップレベルの棋士を明らかに上回るとの感触を率直に語っている。勢いやフロックではなく、実力で勝って高勝率を上げている。小学生時代からの詰将棋解答選手権5連覇の信用は絶大だ。「終盤に形勢と持ち時間が互角なら多分勝てない」のだから相手棋士にとって大きなプレッシャーだ。

 さて、藤井二冠ほどの天才は珍しいかもしれないが、組織や業界に「若き天才」が入ってきた場合に、どのように遇したらいいのだろうか。

 本人の才能を伸ばし育てることと、これを組織や業界のために役立てることの2つの側面を考える必要がある。

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